傾城反魂香 in 栃木-まとめ

 こんにちは

 もう11月も終わり。傾城反魂香地方巡業も25日で終わっています。

 地理的には東京より遙かに近い栃木県宇都宮市でしたが、駅からのバス乗り場の場所がわかりにくく、どこ行きへ乗ればいいかもよくわからず、結局歩いていってくたびれ果てた管理人でしたw

 でもやっぱり、行ってよかったですねぇ(^^)

 約1年ぶりの、おもだかの皆様方のお芝居。段治郎さんを見られなかったのだけが心残りでしたが、いずれ機会はあると信じることにしますw

 この「傾城反魂香」という演目を聞いたとき、ちょっとオカルト的なものを想像していました。「反魂」と言えばいわゆる黄泉がえりみたいなものですから、そう言うお話なのかなと。ところがチケットを買ったときのチラシなどを見ても、それらしい話がさっぱり見えてこない。では何が「反魂」なのかと思いつつ出掛けていったわけですが、パンフレットを見てこの疑問が氷解しましたw

 元々この物語はもっとずっと長いんですね。そう言えば、7月に地元で見た松竹大歌舞伎7月公演で演じられた「伊賀越道中双六」も長い物語の中から人気の場面をいくつか抜き出して上演されていました。地方公演ではよくあるみたいですね。

 そして「反魂」の意味もわかりました。ただし、そのあたりの下りが、今回上演された部分には出てこないので、初めてこの物語を見た方には、ちーとばかしわかりにくかったと思います。私ももちろんその1人ですw

 まあここでにわか仕込みのとんちんかんな知識を披露するのも何なので、詳しくは書きませんが、前回書いた第3場に出てくる土佐将監夫婦の娘、今回は将監の話の中でちらりと出てきただけでしたが、実はこの物語にはかな~~り深く関わっているらしいです。この娘が名を遠山と言うらしいですが、実は1場に出てきた元信を慕っていて、でも再会の機会がないままに元信は銀杏の前とご成婚。でも遠山は健気にもその2人を影から助けてあげるそうな。泣かせるじゃございませんか(T_T)

 で、最後に遠山が銀杏の前に頼み込んで、7日間だけ元信に添わせてもらうことになるのですが、この時の遠山さん、実は亡霊(^^;

 「反魂香」の元々の意味は中国の故事に由来するそうで、漢の武帝が名香を焚いて愛妃の姿を蘇らせたという伝説があるそうです。それを亡霊となって元信に会いに来たという遠山に当てはめたとパンフレットに書いてありましたw

 しかし、そこまで見ないとタイトルの意味はわかんないよね(^^;

 しかもその部分以外に反魂に関しそうな部分がないみたいだし。

 ま、タイトルはずっと昔につけられたものですから、今さらそんなところに突っ込みを入れても致し方ないw

 ということで、今回の公演の話に戻りましょうw

 第3場は長かったので、あんまりツッコミを入れてると果てしなく長くなる可能性があり、物語のダイジェスト版をガーッと載せました。なのでここからツッコミww

 と言っても別にアラが見えたとか言う話ではないのでご安心をw

 いろいろとね、思ったことがいくつかありましたので。第3場は、管理人が待ちに待った右近さん、猿三郎さんの登場する場ですから、見る側もかなり気合いが入ってました。そして出てきた将監北の方に扮した猿三郎さんを見て、完璧に優しい奥方様のお姿にすっかりびっくりしていたのですが、この場では主にしゃべるのは将監。北の方の台詞自体はそんなにないんですよね。しかし、その動きがねぇ(^^)

 ほんと、優雅なんですよ。

 将監の後ろに控えて、きちんとしまわれているものを出してきたり、お茶を淹れたり、明かりをつけたり、台詞は少ないけど、将監の動きに合わせて、必要なものをさっと手渡す、北の方は「常に動いている」という印象でした。昔の女の人ってみんなそうだったと思うんですよね。ぼけっとしていたりしないで、いつも何かしら動いて働いてる、みたいな。そして弟子を見つめる目はとても優しくて、この人はこうしてずっと、夫の弟子達を穏やかな優しい目で見守り続けてきたんだろうなと思わせてくれました( ̄▽ ̄)ノ

 その夫である将監に扮した寿猿さん、御年79歳とな!!

 それであれだけはっきりくっきりと聞き取れる台詞が、すらすらと出てくるとは!威厳に満ちた土佐将監そのものでした(^^)

 そして又平夫婦。内気な又平とおしゃべりなおとくの組み合わせが、最初はコミカルに、やがて悲しく描かれていますが、ほんと、いい夫婦ですねぇ。おとくさん、あんた本当にいい女房だよ!w

 それに右近さんの又平、心中を決意したあとも、ほんのちょっとしたところで笑いを誘う演技を見せてくれます。そして土佐の名字を授けられたあと、印可の筆を袱紗(多分袱紗だと思うw)にくるむところなど、なんとも細かいところで笑いを誘っちゃう仕草を見せてくれたりと、本当に見どころ満載の舞台でした。
 その時の感動が、今こうして読んでみてもさっぱり伝わらないのですが、こんな時いつも自分がいかに言葉を知らないかって事を思い知らされます><

 なんかうまくまとまらないなー。もう少しいろんな言葉で表現できればいいんですけどねぇ・・・稚拙なのはご勘弁を(--;

 ところで、おなじみ市川猿三郎さんの二輪草紙に、修理之助が虎を書き消したときになんと書いたか、とか、絵から抜け出た虎の中身は誰か、などというお話とお写真まで載っていました。修理之助がなんと書いたかについては、皆様二輪草紙におでかけの上お確かめくださいませw

 虎の中の人のほうは、なんと笑三さんと猿若さん。正体がわかってみれば、どちらも見知ったお顔でしたw

 しかしあのチームワークはさすがでしたね(^^)

 長い巡業も終わりを告げ、皆様はすでに12月から始まる歌舞伎座のお稽古を始められているとか。北から南までの日本縦断、本当にお疲れ様でした。

 また機会があれば見に行かせていただきます(⌒▽⌒)ノ

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント