傾城反魂香 in 栃木-その2

 こんにちは

 傾城反魂香 in 栃木 その2でございます。

 今回の演目はここの管理人初めて。てーか、そもそも歌舞伎自体を見るのが2回目でございますから、内容については見所がどこかもまったくわかりませんでした。

 がっ!!

 なんと言っても今回の役者さん方のお芝居は一度拝見しておりまする。10月6日の記事で書いたように、今回の管理人の楽しみは、去年「極付 森の石松」に出演された皆さんが、今回はどんな活躍をしてくれるのか、また、文句なしに美しいおゆうさんを演じられた市川笑也さんの男性の役、かっこいい次郎長親分を演じられた市川猿三郎さんの女性の役はどんななのか、そのあたりにありました(^^)

 そして去年は出ておられなかった、市川段治郎さん、市川春猿さんなども、拝見できるのを楽しみにしていたのですが・・・・

 まさかの段治郎さん休演とは!><

 段治郎さんが演じられるはずだった役は市川猿四郎さんが演じることになったようで、猿四郎さんの役をまた別な方が、と言うように、キャストの変更を知らせる紙がパンフレットに挟まっていました。今回の公演を全部休演されるのか、たまたま今回だけなのかはわかりません。でもとても残念です><

 猿四郎さんと言えば、森の石松では都鳥三兄弟の長兄吉兵衛を演じられた方。序盤のとんまな小悪党の顔から、後半の冷酷な顔まで、その変貌が見事で、マジで憎たらしくなったもんですw

 今回の「傾城反魂香」は第3幕まで。最後までではないようです。夏に地元で見た松竹大歌舞伎の公演もそうだったのですが、長い物語を幕ごとに区切って、見せ場のあるところを演じたりというのは多いみたいですね。でもあそこまで見てしまうと、やっぱり続きが気になりますw

 一幕の主人公は市川笑也さん扮する狩野四郎二郎元信と、彼が仕える家の主人の側室の娘、市川春猿さん扮する銀杏の前。

 何なの、この絵に描いたような美男美女は!!

 いやはや、女性役でもピカイチの美貌を誇る役者さんは、男性役をやっても美しいのですねぇ。
 惚れそうなくらいの男前でしたわ(*´▽`*)

 その元信に恋する銀杏の前に扮する春猿さんは、確か去年、松本幸四郎さんと市川染五郎さん親子の新作歌舞伎で、3回も殺される美女の役だったはず。この舞台は見ていませんが、今年の4月に、たまたまこの作品が出来るまでのドキュメンタリーを放送しているのを見たので知っています。江戸川乱歩の小説を歌舞伎にしようとはまた大胆なと思いましたねぇ。明智小五郎が二本差しになるとはw

 まあその話は置いといてw

 女形の皆さんは、仕草も化粧も完璧ですが、パッと見たとき、やはりすぐに男性だとわかります。男性は、女性に比べてどうしても首が太いからなんですよ(^^;

 しかし春猿さんは、男性としては比較的首が細いので、立ち姿を見ていると、どうにも男性とは思えませんw

 そして、物語は美男美女ばかりでは話が進まない、あんまり美男でも美女でもない人も出てこなくてはw

 というわけで、ちょこっと物語の紹介などをさせていただきます。歌舞伎をよくご存じの方から見たら、多分的外れだったりすることは多いと思うんだけど、素人にはこう見えるんだなって事だけでもわかっていただければなあなんて思いますw


 狩野元信はこの屋敷、佐々木家のお抱え絵師。今回も銀杏の前の好きな題材で絵を描き、それを届ける途中、古参のお抱え絵師に呼び止められます。こいつの名前が「長谷部雲谷」。「斎」がつかなくてよかったねと、嫌みを言ってやりたいくらい、いやなやつ(^^;

 元信の絵の才能に、嫉妬めらめらな雲谷、その絵は自分が届けてやると申し出、元信、先輩絵師の言うことには逆らえず、描いた絵を渡すのですが、ま、この時点でこの人、敵の術中にはまってしまったわけです( ̄д ̄;

 この元信さん、実は銀杏の前から婿にと言われていますが、彼女にくっついて来る莫大な財産目当てだと思われるのがいやで、断り続けている様子。そこに藤袴と名乗る女中が、「自分と結婚したことにすればあきらめるでしょ」てな取引を持ちかけ、その話に乗った元信、藤袴と固めの盃を交わしてしまうんですな、これが。ところがその藤袴嬢、実は銀杏の前が化けていた!

 たった今盃を交わしたんだからという銀杏の前に、いや、自分は藤袴という女中と盃を交わしたのだと言い張る元信さん。そこで本物の藤袴を呼んでくるのですが・・・

 なにもここまで、おかめとひょっとこを足して二で割ったような顔にしなくても(^^;

 ま、美貌の銀杏の前とは似ても似つかぬその風貌。さすがの元信さんも尻込みしたというw

 この、本物の藤袴を演じていたのが市川喜昇さん。保下田の久六を演じていた方ねw

 藤袴と添い遂げるか銀杏の前を選ぶか、2人から迫られて進退窮まっているところに、いかにも怪しげな声が聞こえてきた!

 時の執権、不破入道道犬、雲谷と一緒に姿を現しました。そこで雲谷、先ほど元信を騙して取り上げた絵を開いて見せ、この絵は佐々木家を滅ぼそうとしているとか言い出します。しかもその理由がねぇ・・・・( ̄д ̄;

 何でも書いてある鳥の鳴き声が「ほろほろ」で、そこに雪が降っている。「ほろほろ」と「降る」で「ほろふる」「滅ぶる」に通じるって・・・・

 山田くん!雲谷の座布団全部とれ!!w

 ま、どうやら道犬も雲谷と同様の悪党らしい。実にわかりやすい悪党面ですw

 申し開きをしようとする元信に、聞く耳持たずと捕り方を仕掛ける道犬と雲谷。必死で戦いながら、銀杏の前を外に逃がす元信。外には自分の弟子が控えているから、その弟子と一緒に逃げてくれ、自分は必ず生き延びると言い、2人は離ればなれに。この時、銀杏の前はお付きの女中、宮内卿の局と一緒に逃げるのですが、例の藤袴も、健気に銀杏の前に付き従って逃げていきます。顔はナニだがココロは錦だ!こういう女を嫁にもらったほうがいいぞ、元信さん!w

 その元信、善戦するも及ばず、捕えられ、縛り上げられて柱に繋がれますが、自分の肩を食い切って流れた血で襖に描いた虎の絵が、なんと動き出した!?

 しかし・・・元信が襖に向かって絵を描く仕草をしている間に、本当に襖には赤い虎の絵が描かれていくんですよ。

 あの仕掛けが知りたい!!

 くぅ、二輪草紙が今も動いているならば、きっと教えてもらえるのに><

 襖の虎は実に見事な絵でしたが、絵から出てきた虎は、ちーとばかし胴が長かったなw

 でもすごいのは、前足をあげて立ち上がる格好をした虎の姿。中の人は2人。後足係が、前足係を肩車、とかするんですよ。後ろ足で顔を掻く仕草もなかなかww

 二輪草紙では、こう言った動物に入る役の方達のことも、いろいろと紹介されてましたねぇ(^^)

 さて、絵から抜け出た虎は、さすがに元信にはよくなついてますw

 そこにやって来たのは道犬。元信を始末しようと刀を抜きますが、虎に襲われてさあ大変!!と言うところで第一場は幕となりましたw

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この記事へのコメント

猿三郎
2009年11月12日 21:49
こんにちは。

栃木の公演、ご観劇くださりありがとうございました。
お土産も美味しく頂きました。

お会いできなかったのが 残念です。
歌舞伎を見ていただいて ありがとうございました。

不思議なご縁で・・・ですね(笑)
またお待ち申し上げております。
さっちゃん@管理人
2009年11月12日 23:19
お忙しいところ、わざわざお越し頂きましてありがとうございます(^^)
たいしたものを持って行けずにすみませんでした(^^;

天気がよくて時間があれば出待ちもしてみたいところでしたが、暴風雨と新幹線の時間にあおられてバタバタと帰ってきてしまいました。

本当に不思議なご縁ですね(^^)
しかしこの不思議さは、インターネットの醍醐味でもあります(笑)
普段ならば絶対に知り合えない方と知り合えて、今まで敬遠していた歌舞伎まで好きになってしまうのですから(^^)
第2~3場については今書いてる最中ですので、もしもお時間がありましたらまたお越しください。へたくそな文章ですみませんが(^^;

舞台のほうも、また機会があれば、ぜひ見に行かせていただきます。素晴らしい時間をありがとうございました(^^)