未来の想い出

 こんにちは

 今現在までの記憶を持ったまま、20年前に戻って人生をやり直せたら!?

 こんな突飛な話を始めたら、「ドラえもんの道具があれば出来るかも」なんていう人がいそうですねw

 この物語は、まさしくドラえもんの作者である藤子・F・不二雄さん作のまんがw

未来の想い出 (Big comics special)
小学館
藤子・F・不二雄


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 この本を買ったのはもうだいぶ前のことです。発売日が1992年となってますが、それよりはずっと後かなあ。その後しばらくして映画化されてますので、多分購入したのは1999年前後かなと思われ。

 このまんが、主人公がおっさんww

 一時は飛ぶ鳥落とす勢いだったけれど、最近では各誌の連載がことごとく打ち切られ、自分の人生の盛りは過ぎたのだと嘆く、納戸理人というマンガ家です。以前は同じようにマンガ家を目指して夢破れた妻とも、最近はすっかり倦怠期。
 ある日納戸が出版社主催のゴルフに出掛けたところ、ドへたくそなはずの納戸が何とホールインワンを出してしまうのですが、あんまり喜びすぎて心臓麻痺でぽっくり( ̄д ̄;

 その意識は本人の知らぬ間に時を飛び越えて、次に目覚めたとき、納戸理人はまだ若者。日本一のマンガ家になる夢と希望に胸膨らませ、上京したばかりの時のこと、ペンフレンドがやってくるのを待つためにアパートの自室にいて、うたた寝から目を覚ましたところだったのでした。この時、納戸の「前の人生の記憶」は何もなく、上京したての彼は必死の努力の末にマンガ家としての地位を確立させていきます。しかし、時折奇妙な夢を見たり、あるはずのない幻覚を見たりと言うことが少しずつ増えていき、ある日彼は気づいてしまいます。自分の人生が、上京してから心臓麻痺で死ぬまでの間を何度も繰り返していたことに!

 そこで納戸は「今度こそ後悔しない人生を」と、気づいたその時から死ぬまでの間に20年間の記憶を完璧なものにし、運命のゴルフの日、「予定通り」ホールインワンを出して心臓麻痺で死んでしまいます。しかし彼の魂は三途の川の手前にある花畑を得意満面で歩きながら(死んでないので三途の川は渡らないのですw)「人生やり直しだ!」と若かりしころへと戻っていくのですが・・・・

 まあそんな話ですw

 ベレー帽をかぶってパイプをふかす納戸の姿は、おそらく自分自身の姿だろうなと思います。誰しも「あの日に戻って人生をやり直せたら」そんな気持を持っているもので、その願望の一つの姿をまんがという形で具現化して見せた、そんな感じかな。

 この話はしばらく後に映画化されています。その監督が、少し前に亡くなった森田芳光監督。

未来の想い出 Last Christmas [DVD]
バンダイビジュアル
2002-06-25


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 映画版では納戸理人は中年のおっさんではなく、いや、男ですらなく、納戸遊子という女性の若いマンガ家で、清水美砂さんが演じていました。そして映画版にはもう1人、納戸遊子の運命共同体とも言うべき女性が出て来ます。「人生の繰り返し」が起きているのは、納戸1人だけではないという、ちょっとおもしろい発想です。その役が金江銀子という、森田監督曰く「どこにでもいそうな女性」で、演じているのが工藤静香さん。

 原作の物語はゴルフの日の少し前から始まり、一度死んで、そして何も知らないまま次の人生の黄昏期まで来て、やっと自分の人生に仕組まれていたからくりに気づく。そして今後こそと、次の人生を成功に導くわけですが、映画のほうでは繰り返しの期間が10年になっており、2人は確か何度か生まれ変わっています。

 管理人は原作ものってあんまり見ないんですが、この映画はなかなかおもしろく、いい意味でいろいろ改訂を加えてある、そんな印象でした。

 何でいまごろ紹介しようかなと思ったのかというと、実は最近になってやっと震災で崩れた本置場を片付け始めましてww

 その中から引っ張り出したのがこの本でした。しかし、本置場は予想以上に崩れがひどく、他の荷物とごっちゃになっているので、まだしばらくはかかりそうです( ̄▽ ̄;

 映画のDVDのほうはまだ新品も買えるようですが、本のほうは中古でしか手に入らなくなっているのが残念です。もしも手に取る機会がありましたら、ぜひ本も映画も見てほしい、そんな作品です(^^)

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この記事へのコメント

ルーネス
2012年04月08日 15:08
私は10年ほど前に知人から買って読んだのですが、
面白かったのですが色々あって売り飛ばしてしまいました。
また読みたくなったので、
藤子F全集で2月に発売されているので買いました。
「中年スーパーマン左江内氏」と同時収録です。
さっちゃん@管理人
2012年04月08日 16:08
ルーネスさん初めまして(^^)
管理人のさっちゃんでございます。
お、全集の中で復活していましたか。
藤子不二雄さんというと、Aさんは大人向け、Fさんは子供向けのイメージがありますが、実はFさんのまんがの中にも、大人が読んでもおもしろいものが多数あります。
たくさんの人に手にとっていただきたいものですが、ちょっとばかしお高くて、管理人も実は手を出せずにいますw
F全集
2012年04月08日 20:31
F全集は高いですよね・・・
本当は全部買いたいですが、
そんなこと言っていられないので、
ドラえもんはてんとう虫コミックスで持っているのでパス、
パーマン、エスパー魔美、21エモンは文庫判コミックスで持っているのでパスです。
F全集で買っている物はオバQ・新オバQの全巻、
TPぼん、チンプイ、ジャングル黒べえ、みきおとミキオなどの一部に限定しています。
特にオバQは「幻のマンガ」と言われ、
リクルートが発売していた某個人情報誌で
虫コミックス(以下虫コミ)の古本を1冊数万円で買う人がいたぐらいですし、
渋谷の古本屋で虫コミの全巻セットが10万円!!で売られていたのを見たことがあります。
実は、てんとう虫コミックスの新オバQは持っていたのですが、
売り飛ばしてしまいました・・・
また読みたいと思っていたので、
F全集で復刊されたのは嬉しい限りです。
ルーネス
2012年04月08日 20:33
すみません、上の投稿は私です。
投稿のタイトルだと思ってF全集と書いてしまいました。
申し訳ありません。
さっちゃん@管理人
2012年04月08日 20:58
投稿名了解です(^^)
内容でわかりましたのでお気になさらずに。
特にタイトルやメールアドレスなどの入力が必要ないコメント欄なので(^^)
オバQは、最初にテレビでアニメ放映がされたとき、テレビのある家に近所の子供達がどっと押し寄せたほどでしたよw
かくいう私も近くの友達の家に押しかけましたが、テレビのある部屋に10人近くの子供達が集まって、じっとテレビを見入ってましたw
毎回その家に行くもんだから、親が『その家に迷惑だから』と、なけなしのお金を使ってテレビを買ったと言う、今では考えられないような話でしたw
小さい頃読んでいた本は、ある程度大人になると読まなくなってしまいますが、もっと歳をとるとけっこう読みたくなるものですよね(^^;
私ももう少しお金に余裕が出来たら、本を買ってみようかな、なんてことを考えています(^^)